バスに乗り隊!プロジェクト

ひとことで言うと
バス停表示を変更したりイベントの開催で、気軽にバスに乗れるようにする活動。

リーダーに聞いてみました!

まち会議
じっつーさんにっしーさん今日は「バスに乗り隊!プロジェクト」についてインタビューをよろしくお願いします。
まず初めに当プロジェクトの概要と始めようと思ったきっかけを教えてください。
じっつー
私は2年前に笠岡市へ引っ越してきまして、普段は乗らないのですが、たまに車で行き帰りするのが面倒だなーと思った時にバスを使おうと思ってバス停に行った際、バスの表示方法にとても戸惑いました。行き先が分からなかったり、時刻表が分かりずらかったり、乗ろうとしているバスはすでにバス停を通り過ぎてしまったのかどうか分からなかったりしました。これは乗り慣れていないと住民でもわかりにくく、転入者や旅行者はもっと困るんじゃないか?ちょうど自分でやりたいプロジェクトを募集していたぼっけーまち会議をきっかけに、バスのプロジェクトをやりたいと思ったんです。
まち会議
まちのインフラ整備のような、普通だったら企業や行政が行うような仕事を、一市民であるじっつーさんが企画しちゃうところがパワフルですね。ただやはり、ひとりではこのプロジェクトは進めれませんよね。行政やバス会社を巻き込んでいかないと。
じっつー
はいそうです。2016年7月のプロジェクト立ち上げと同時に、定住促進センターの紹介で笠岡市と株式会社井笠バスカンパニーとの話し合いがはじまりました。そのやりとりの中で、バスの車体に手を加えることは予算的にも時間的にも難しいことがわかりました。
にっしー
バス停の改善だったら低予算で短期的にも私たちの目的にあった企画が実行できます。そこからは、プロジェクトメンバーで手分けして市内のバス停の写真をひとつひとつ撮り貯め、その問題点をメンバーで話し合い、改善策を提案しました。大きな地図を作って、それにバス停の写真やコメントを貼っていき、バス停の問題をぱっと見える形にしました。
まち会議
僕もバスに乗り隊!プロジェクトメンバーのLINEグループに入ってて見てましたが、あの地図の作成は良かったですよね。みんなで俯瞰して情報共有できますし。バス停の改善とは別に、バスに乗りたい!プロジェクトでは、いろんなイベントに参加したり、開催したりしていますよね。
じっつー
はい、毎年9月に井笠バスカンパニー主催の交通安全フェスティバルがありまして、このイベントにプロジェクトとして参画し、子どもを対象としたバスの乗り方教室や、車内アナウンス体験を企画・運営しました。ぼっけーまち会議メンバーが持っているたこ焼き機を借りて出店もしたりと、自分たちも楽しむことができました。あと、2017年8月には美の浜バスターミナルで水鉄砲大会を開催しまして、子供だけでなく、多くの大人も参加してくれてとても盛り上がりしました。場所がバスターミナルだったので、バスに乗って洗車機に入ったりして子供たちは楽しんでいました。
にっしー
これらのイベントは笠岡でのバスの認知向上や、小さい時からバスに馴染んでいくことで、バスの利用を長期的にも向上させようという思いから行なっています。数年前に、井笠鉄道株式会社が経営破綻したときの衝撃は忘れられません。大切な市民の交通手段なのだから、もっと活用できるよう工夫し、地域で守り育てなければと思いました。でもプロジェクトの企画は、自分たちが面白い!と思えることが前提にはなっていますけど(笑。
まち会議
昨年度、バス停をみんなで掃除したりついに標識を取り替えていましたね。
じっつー
バス停は利用率の高い笠岡〜追分の1路線にターゲットをしぼって活動を行いました。また、笠岡駅前のターミナルの路線図も交換しました。ひとつひとつ実績を積み上げて信頼を得ながら、持続的なプロジェクトになっていけばと思います。

バスに乗り隊!プロジェクト

内容
バス停表示をわかりやすくします。バスフェスの開催や交通安全フェスティバルへの参加などをします。
苦労したことや良かったこと
メンバーやバス会社さんと時間がなかなか合わず、話し合いが思うように進まなかったこと。
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