みなさんこんにちは、
関係人口プロジェクトです。
このたびの投稿は、
地域を知る旅その2(海編)です。
(すこし長くなります)
ふだん、お魚をみる機会といえば、
スーパーで整然と並べられた、
パックに入った切り身くらいです。
最近では、生魚すら買うことは少なくなり、
調理済みの白身フライや、
真空パックに入ったサバの味噌煮をレンジで
チンするという便利な時代。
生きたお魚なんかは水槽の中でしか見たことがないという。。
ましてや生きた魚を捌くのは、魚市場で客寄せのために行うパフォーマンスくらいに感じていました。
真鍋島に関わらせていただいているのだから、
ぜひ瀬戸内のお魚を自分で捕まえて、
包丁でさばいて食べたい!!
ということで、島の方にご無理をお願いして、
まずは漁業の様子を見学させていただきました。
ふだんは穏やかな表情しかみせられない方が、
漁の作業に入ると表情が一変し、
海の恵みという命をいただくために、
最大限の敬意を払って向き合われている様子が
ヒシヒシと感じられました。
(同じ種類の魚がとれるのかと思いきや、多種類の魚が姿を見せたのが意外でした。)
そして、いよいよ生きた魚をさばく体験。
まずは脳天の急所を一突きして動きを止め、
臭みを消すために血抜きをしてから、
内臓を取り除く。
こうして文章にすると、ホラーになってしまいますが、
人間は、他の生命の命をいただいていかされていることを
身をもって感じることができる体験となりました。
そして、やっとたどり着いたお食事の時間。
地域の方の計らいで、食事の場所はなんと海上!
いつも以上にしっかりと手を合わせ
「いただきます」
お魚をとるところから丁寧に関わらせていただいたので、
その味は格別なものとなりました。
地域の人とのかかわりについても、
出会いからはじまり、
一つ一つのプロセスを大切に育むことができたら、
素敵な関係が築けるのではないでしょうか。