六島麦畑復活プロジェクト

ひとことで言うと
六島に麦を植えることによる耕作放棄地の解消、景観の復活、笠岡諸島の交流人口の増大。

リーダーに聞いてみました!

まち会議
竜ちゃんはぼっけーまち会議で「六島麦畑復活作戦プロジェクト」のリーダーをされていますが、プロジェクトの趣旨ときっかけを教えてもらえますか?
竜ちゃん
六島麦畑復活作戦プロジェクトは、ざっくり言うと六島で麦畑を開墾し、メンバーといっしょに麦を育てていくプロジェクトです。僕は、2016年度から笠岡市の地域おこし協力隊として主に六島で活動しているのですが、「六島ではかつて麦を栽培していた」ということを島民から教えてもらい、その時かつて麦畑で覆われた六島を再現して、そこで採れた麦を使って美味しいビールを作ってみたい!と思ったのがきっかけです。
まち会議
なるほど、六島の昔の姿を再現しようとしているのですね。その動機から、ぼっけーまち会議の仕組みを使って、実行しているのですね。
竜ちゃん
そうです。もともと六島には、祖母が住んでいて小さい頃から毎年お盆に帰省をしていまして、その頃から六島の魅力に気づき始めました。六島には美しい景色だけでなく、ぬくもりのある島民同士のつながりがあります。このコミュニティを守りたい、何か島のために力を尽くしたいと考えていた時に、ぼっけーまち会議がはじまりました。
ぼっけーまち会議では、自分がやりたいと思ったことを自ら企画し、メンバーを募り、実行する仕組みがあります。この仕組みと六島と麦の組み合わせで、麦だけでなく、六島の魅力を発信することや、麦の栽培を手伝ってくれるメンバーに直接島民や島の自然の魅力を味わってもらえるのではないかと閃いたんです。
まち会議
単に麦を育てるお手伝いではなく、六島の魅力の発信や、メンバーへ六島の魅力を伝えるという側面もあるのですね。
では、具体的にプロジェクトはどんな流れで進んでいったのですか。
竜ちゃん
まず島民に畑の土地を紹介してもらいました。僕たちがまず取りかかったのは、頑固に根をはった草取りです。草刈機だけでなく手押しの耕うん機も使いながら、2日かけて畑らしい姿へ戻すことができました。それまで背の高い雑草で覆われていた土地でしたが、この作業を経て青い海が眺めれる畑になり、とても達成感を味わいました。
また、ぼっけーまち会議のプロジェクトメンバーだけでなく、六島まちづくり協議会の協力もあって、種まきや麦踏みなどの畑仕事には、島の子供たちや通りすがりの方々も奮って参加してくれました。
まち会議
島の魅力を島民との触れ合いで感じることができたのですね。facebookの投稿を見ていると、麦の栽培だけでなく、お祭りに参加もしていましたよね。
竜ちゃん
そうなんです。麦をきっかけに島の昔話を聞き出したり、六島大鳥神社秋祭りにも参加したりと、プロジェクトの枠を越えて、若者と島民の交流も生まれています。祭りでは年々参加人数が減っている状況でしたが、ぼっけーまち会議メンバーの若者の参加もあって、祭り当日は島に活気が溢れた一日になりました。また夜まで島民とお酒を交わしたりして、島民とメンバーの間がぐっと近づいたのも良かったです。
まち会議
11月には、オクトーバーフェストも開催していましたね。
竜ちゃん
昨年度は、麦を無事に育ておえ、満足できるビールを醸造することもでき、11月には、六島オクトーバーフェストを開催もできました。自分たちで育てた麦がああやって島に来てくれた人たちに飲んでもらえるのは、感慨深かったです。
まち会議
今後の予定を聞かせてください。
竜ちゃん
とにかくみなさんに植えてもらった麦を大事に育てるということを確実に行い、美味しいビールに醸造して、利益を出せる仕組みづくりもして、ゆくゆくは、六島に仕事を生み出したいです。
まち会議
ぼっけーまち会議がきっかけでひとつの仕事が生まれるとはすごいことです。本日はインタビューありがとうございました!

六島麦畑復活プロジェクト

内容
六島の耕作放棄地を開墾して、麦を育てます。
苦労したことや良かったこと
荒れた土地を開墾すること。
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